2024年8月11日市民講座「二つの祖国で~日系陸軍情報部~」

月11日(日)午後2~5時
練馬区立区民・産業プラザ3階 ココネリホール西&中央
♦午後2~4時「二つの祖国で~日系陸軍情報部~」
山路ふみ子 文化賞受賞 日本映画批評家協会 大賞受賞 作品
映画上映&トーク すずきじゅんいち(監督)
♦午後4~5時「私の見た日系社会(1980年代の日系アメリカ人) 」
村上由見子

【映画内容】
この映画は、2012年に公開された日米合作映画で、アメリカでもハワイを含めた全米各地で上映されました。彼ら日系部隊の人たちは情報部ということで、実はアメリカでも割と最近まで秘密にされており、彼ら情報部員は自分の家族にさえ、自分たちの第二次大戦時の活動を語ってはならなかったのです。彼らの語る米軍の情報戦の凄さは、「これでは当然、日本軍は負ける」と思わせるもので、その詳細を描いています。これは、日系史映画の三部作の最終章となる作品です。
【プロフィール すずきじゅんいち】1952年、茅ケ崎市生まれ。1975年、東京大学文学部を卒業、4月に日活撮影所に助監督として入社。1981年、29歳で監督昇進。1988年、「マリリンに逢いたい」興収23億円の大ヒット。1989年、「砂の上のロビンソン」アジアオセアニア映画祭・主演男優賞。1990年、ニューヨーク大学の大学院・映画学科客員研究員。プロデュース映画「IN THE SOUP」サンダンス映画祭グランプリなど。1997年、「秋桜」アイディリーワイルド国際映画祭グランプリ。2008年、「東洋宮武が覗いた時代」は、文化庁芸術振興基金・国際交流基金助成作品。2010年、「442日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍」日米の劇場で大ヒットしマウイ映画祭観客賞。2012年、「二つの祖国で」山路ふみ子賞、日本映画批評家大賞。丸11年間の滞米生活を切上げ帰国。2015年、「クロスロード」青年海外協力隊設立50周年記念劇映画として全国公開。2018年、「アラフォーの挑戦 アメリカへ」ロサンゼルス日本映画祭特別賞。
【プロフィール 村上由見子】ノンフィクション作家、翻訳家。『イエロー・フェイス ハリウッド映画に見る
アジア人の肖像』(1993 朝日新聞社)、『アジア系アメリカ人』(1997 中公新書)