2026年3月29日「なぜ若者たちは国際ロマンス詐欺をするのか」No200

なぜ若者たちは    【200回】
国際ロマンス詐欺をするのか
Guest Speaker 友松 夕香(法政大学教授 経済人類学)
3月29日(日)練馬区役所20階 交流会場  午後2~4時

【講演内容】
海外の見知らぬ人から、「友達になりたい」「あなたに惹かれた」といったメッセージを受け取った経験はありませんか。近年、日本でも国際ロマンス詐欺の被害が増えています。
私が長年研究を行っているガーナの農村部では、2010年代頃から、国際ロマンス詐欺にかかわる若者が増加してきました。「詐欺師」という言葉からは、冷酷で悪質な犯罪者を想像するかもしれません。しかし実際に出会ってきた「詐欺師」は、どこにでもいるようなふつうの若者たちです。本講演では、著書『グローバル格差を生きる人びと 「国際協力」のディストピア』(岩波書店、2025年)をもとに、西アフリカの若者たちが直面している現実を、グローバル格差という視点から読み解きます。犯罪を擁護するのではなく、「なぜ、そのような選択をする状況が生まれるのか」を考えることで、グローバル化とSNSが変えた私たち自身が生きる世界の構造を見つめ直したいと思います。

◆友松夕香(ともまつゆか)プロフィール
大分県生まれ。
2001年カリフォルニア大学バークレー校政治学部卒。
2003~2005年ブルキナファソJICA協力隊活動、
2015年東京大学博士号取得(農学)
2024年より法政大学経済学部教授。
専門は経済人類学・国際協力学・農村経済。
西アフリカのガーナを主なフィールドに、ブルキナファソ、トーゴ、ベナン、ナイジェリア、またケニア、ブルンジなどで研究。